PDCE避雷球は一定エリアへの落雷を抑制できる全く新しい避雷針です。
落雷は、雷雲から地上に向かう「先行放電」と、地上から雷雲に向かう「お迎え放電」が空中で接続することで発生します。従来の避雷針は、高所から積極的に「お迎え放電」を発生させ、雷雲からの「先行放電」と接続されやすい状況を作り、落雷を自らに誘発させ、雷電流を大地に放流させる仕組みです。これは1700年代半ば​にアメリカで確立された技術であり、今日でも広く用いられています。しかし落雷を誘発させるという性質上、建物内の電子機器や通信設備、制御システムなどに障害が発生するリスクがあるほか、火災やデータ損失などの被害が発生する可能性も否定できません。これに対して、PDCE避雷球は「お迎え放電」の発生自体を抑制することで、雷雲からの「先行放電」との接続を防ぎ、結果として落雷の発生を抑制するという仕組みです。つまり、雷に対して“事後処理”ではなく“事前予防”ができる製品となります。
すでに国内で4,000台以上の導入実績があり、公共施設・鉄道・高速道路・通信設備・工場・学校など、幅広くご導入いただき、その効果と安全性が高く評価されています。